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1996年一夏。勉強することの楽しさと喜びを実感することができた6週間でした。
講義は、興味深いものが多く、たくさんの刺激を受けました。グループワークは、時間を忘れて討議する過程の中で、「自分白身について」「看護について」とあらためて問い直す良い機会にとなりました。
看護学生の書いたレポートや、エピソードを聞くたびに、その感性の豊かさに驚かされました。豊かな感性を持った新しい芽をどういう方向に伸ばしていくのか、指導者の責任の大きさを再認識し、看護婦としても人間としても一回りも二回りも成長する必要があることを痛感しました。
この度の講習で得たものを自分なりにまとめもっと肉づけして、今後役立てていけるようにしたいと思います。
最後に、受講の機会を与えて下さった皆様、諸先生方、4グループの方始め全ての皆様に感謝いたします。
下関市立中央病院
悦喜富子
1996年感動的な一夏のドラマがようやく終わりを告げようとしています。とても寂しいような、嬉しいような何とも言えない気持ちです。
良き友との出会い、素晴らしい講師の方々の聴講をする機会がこの年齢になって与えられたことの喜び。
最初は不安と緊張の高まりの中で最後まで頑張り通せるだろうかと悩みましたが、日々の中で少しずつ解消されて行きました。今まで色々と指導に当たってきた私ですが、今回の研修で自分の未熟さをつくづく感じ、反省し振り返ることが出来ました。そして、たくさんの知識を学ぶことが出来ました。
カウンセリングの河内山先生の体験談の中から、患者・看護婦・人間は何かを話され、胸に詰まる思いがしました。
ローリングプレイをする中でカウンセリングする難しさを知りました。相手の気持ちを引き出し、自分から良い方向性を見つけるようにして行く技法を色々な形で学びました。今後大いにその技法を活用し、役に立たせて行きたいと思います。
グループワークは本当に楽しい思い出となりました。一つの物をみんなで悩み、考え作り上げて行く喜び。桜先生には厳しい態度の中にも優しい思いやりを持って接していただき本当に有難うございました。

 

 

 

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